アンティークショップで2ドルで買った写真が4億9000万円!

写真 Courtesy of Randy Guijarro

妻への小さな思いやりが生んだ奇跡の発見

今から15年前の2010年アメリカ・カリフォルニア州
ランディさんは馴染みのアンティークショップに立ち
寄り、そこで3枚の古い写真を見つけました。
不思議なことに、これらの写真にとても興味を持ち、
彼は購入を希望しますが、財布にはわずか2ドルしか
ありませんでした。

気前の良い店主は「大したものじゃないよ! 3枚で
2ドルでいい」と快く応じてくれ、ランディさんは
喜びながらその写真を購入し、自宅へ戻りました。
彼は写真を古いものが好きな妻へのプレゼントにしよ
うと考えたのです。

ところが、妻に渡す前にそのうちの1枚を見たランデ
ィさんは、驚きで声を失いました。

驚きの理由

その写真は縦10cm×横13cmほどのサイズで、田舎
町の風景と十数人の人物が写っていました。
その中で、ランディさんはある1人の人物に目を
留めます。


写真 Courtesy of Randy Guijarro


帰宅した妻にもその写真を見せたところ、彼女も驚愕
しました。2人は「間違いない、絶対そうだ」と確信
します。

鑑定依頼

ランディさんは、この写真とこれまでに知られている
写真を見比べました。その結果、顔立ちがある人物に
非常によく似ていると感じました。
また、その人物がかぶっていた帽子が当時としては珍
しく、好んでかぶっていたとされるものだったことに
気づきました。

まず左から4番目の人物


写真 Courtesy of Randy Guijarro


これが、後で知るこの世で他に1枚しか見つかっていない
唯一のモノと言われていた実際の写真

出典元:wikipedia

さらに、伝承によると、その人物は右足を銃で撃たれ
たため、それをかばうように右手で何かを支えていた
といわれています。
この写真の人物も同様の姿勢をとっており、ランディ
さんは「間違いなく〇〇だ」と確信していたのです。
そして写真の鑑定を依頼することを決め、鑑定結果を
聞いた2人は驚かされる事になります。

驚きの事実

まず、この世で他に1枚しか存在しない写真と鑑定人
の話から知らされます。

そして・・・!


なんとその写真の鑑定額は驚きの
500万ドル! 現在の価値にして
約4億9000万円 という
高額な評価だったのです!!

 

その写真に写っていたのは、西部開拓時代(1880年
頃)に名を馳せた「ビリー・ザ・キッド」



強盗や殺人を繰り返したならず者でありながら、
後には「弱きを助け、強きをくじく正義の味方」と
して、多くの小説や映画で描かれる伝説の人物です。

彼は1881年、21歳ので射殺されたとされています。
そのため、彼の写真はこれまでにたった1枚しか
発見されていませんでした。

ランディさんが見つけたのは、ビリー・ザ・キッド
とそのギャング団や家族が集まって遊んでいる様子
を撮影した写真で、鑑定や精密な検査の結果、本物
であると認められました。

奇跡の出会い

ランディさんは、この写真を妻へのプレゼントにする
ために購入しました。その小さな思いやりが、奇跡的
な発見につながったのです。現在も「売ってほしい」
というオファーが殺到しているそうですが、ランディ
さん夫妻はこの写真を、家宝として大切に保管してい
ます。

誰かを思いやる小さな行動が、人生を変える大きな
出来事を引き寄せることがある
ランディさんの出来事は、そのことを教えてくれます。