國村隼さんは、その鋭い眼光と独特の存在感で数々の作品に出演し、強烈な印象を残してきた俳優です。
俳優人生は順風満帆なものではなく、重要な転機となったのが映画『ブラック・レイン』のオーディションでした。
このオーディションに落ちていたら俳優を辞める覚悟だったと語っています。
今回は、國村隼さんの魅力に迫ります。
國村隼を変えた運命のオーディション
國村隼さんにとって、1989年公開のハリウッド映画『ブラック・レイン』のオーディションは、大きな転機となりました。
「もしこのオーディションに落ちたら、俳優を辞める」と決意して臨んだそうです。
結果として見事に役を勝ち取り、マイケル・ダグラスや高倉健と共演することとなりました。
そして、『ブラック・レイン』への出演を機に国際的な注目を集め、俳優としての道が大きく開かれました。
その後、国内外で幅広い役柄を演じ、名実ともに日本を代表する俳優の一人となりました。
ブラック・レイン(C)
パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーション
國村隼が世界的な映画監督の目に留まり『キル・ビル』に出演
國村隼さんの実力は国内だけにとどまらず、クエンティン・タランティーノ監督の目にも留まりました。
そして2003年公開の『キル・ビル Vol.1』に出演し、ハリウッド映画でもその存在感を発揮しました。
劇中で演じた寿司職人の役は決して大きな役ではなかったものの、その独特な雰囲気が観客の記憶に残るものとなりました。
キル・ビル Vol.1 (C)ミラマックス・フィルムズ
國村隼は多彩な演技で幅広い役をこなす
國村隼さんは、悪役から温厚な父親役、ミステリアスな人物まで、幅広い役柄を演じてきました。
特に2016年の映画『哭声/コクソン』では、謎めいた外国人役を演じ、その演技力が国際的にも高く評価されました。
演技は単なる「怖い男」ではなく、奥深い人間ドラマを表現するものとして、多くの監督や俳優から信頼されています。
コクソン哭声(C) 20世紀フォックス
まとめ
國村隼さんは、現在も第一線で活躍を続けています。
日本映画だけでなく海外作品にも積極的に出演しています。
演技は年齢を重ねるごとにさらなる深みが加わり、観客を引き込む力があります。
今後も出演作には大きな期待が寄せられています。

これからの活躍からも目が離せません