はじめに
渡邊渚アナは被害にあった翌日に、フジテレビの幹部3人に事件の詳細を打ち明けていました。しかし、驚くべきことに、その幹部のうちの1人が佐々木恭子アナウンサーだったのです。彼女は、この問題の隠蔽に関与していたとされています。
中居正広の“9000万女性トラベル事件”に関する詳細は、これまでさほど注目されていませんでしたが、渡邊アナが複数の同僚に事件を相談していたことが新たに明らかになりました。文春の取材によると、その同僚たちは事件の真相について証言を始めています。
渡邊アナが語る当日の出来事
渡邊アナは事件当日、中居氏から「中島雄一を含めた大人数で食事をしよう」と誘われました。しかし、大雨を理由に中居氏は直前になって、「今日は大雨でみんな来られなくなったけど、2人でもいい」と渡邊アナにメッセージを送りました。
中居氏や中島氏はフジテレビ内で力を持つ人物であり、渡邊アナにとって断れる状況ではありませんでした。さらに、報道では飲食店の個室での食事会が行われたように伝えられていますが、実際には中居氏の自宅マンションでの出来事だったのです。
この密室で渡邊アナはPTSD、尿管結石、膀胱炎になるほどの性加害を受けたとされています。中居氏のフィールドで起きたこの恐ろしい出来事の詳細は、当事者以外にも複数の目撃証言があるとのことです。
事件後のフジテレビの対応
渡邊アナは事件の翌日に、フジテレビの幹部3人にこの問題を訴えました。その幹部の1人が佐々木恭子アナウンサーであり、彼女はワイドナショーで性加害を断罪する立場にいながらも、「大変だったね。しばらく休もうね」と一声かけただけで、中居氏への調査などは行いませんでした。
さらに、佐々木アナは中島氏に対して「この件を相談していないことにして」と指示したと言われています。これに対し、渡邊アナは強い憤りを感じ、「なぜ言わないんだ」と抗議したそうです。
フジテレビによる隠蔽工作
フジテレビはこれまで事件について「知らなかった」と公式に声明を出していましたが、個人名が明らかになり隠蔽工作の実態が浮き彫りになっています。渡邊アナは幹部3人に被害を訴えるとともに、複数の同僚にも相談していました。
元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏も、この件についてコメントしています。彼は「現在出ている記事内容は、半年ほど前に耳にした内容と大きく乖離していない」と述べ、中居氏の現在の地位が「タレントや上司へのゴマすりと女子アテンドによって築かれたもの」だと批判しました。
組織的隠蔽の疑問
フジテレビ内部で起きていたとされる組織的隠蔽に対し、同局OBからも疑念が寄せられています。「フジテレビが事件を知らなかった」という言い訳が通用するとは思えません。さらに詳細が明らかになるにつれ、同局の信頼は大きく揺らぐでしょう。
今後も事件の進展に注目が集まる中、フジテレビや関係者がどのように対応するのかが問われています。