【NewJeans】出典元:Wikimedia Commons
はじめに
昨年のNHK紅白歌合戦に初出場し、日本でも絶大な人気を誇るK-POPガールズグループNewJeansが、今年はNHK紅白歌合戦から落選しました。
その一方で、先月末に民放の音楽番組へ生出演し、そのパフォーマンスで視聴者を魅了しました。
この背景には、NHKの姿勢や韓国エンターテインメント業界の複雑な事情があるようです。
さらに、この一連の出来事が今後の日本と韓国の音楽市場にも影響を及ぼす可能性があると考えられています。
民放音楽番組での華やかなパフォーマンスが注目を集める
NewJeansは、11月29日のテレビ朝日系「ミュージックステーション」や、翌30日の日本テレビ系「ベストアーティスト2024」に出演し、変わらぬパフォーマンスを披露しました。
所属事務所との契約解除が直前に発表され、その行方が注目されていましたが、予定通り登場し、その実力を存分に見せつけました。
特に、披露された新曲は多くの視聴者に感動を与え、SNSでも「圧巻のステージ」「涙が出た」などのコメントが相次ぎました。
多くの視聴者が「さすが」と絶賛する中、このような活躍にもかかわらず、NHK紅白歌合戦への出場が叶わなかった点に疑問の声が上がっています。
さらに、民放番組での出演が大きな注目を集めたことで、紅白に出演しないことがより際立つ結果となりました。
紅白落選の背景にある所属事務所の問題
今回、プロデューサーの交代や所属事務所内のトラブルなど、ここ数ヶ月で激動の時期を迎えています。
今年10月には、メンバーが事務所内でのいじめについて涙ながらに証言し、大きな波紋を呼びました。
その後、プロデューサーの解任が発表されるなど、事務所の体制に不安が募る状況が続いています。
この問題はファンの間でも議論の的となり、SNSでは「事務所が彼女たちの成長を阻んでいる」といった意見も見受けられます。
NHKが紅白歌合戦の出演者を選ぶ際、このようなトラブルが影響した可能性が指摘されています。
NHKは「安定性」を重視する姿勢が強く、リスク回避の観点から出演を見送ったのではないかとの見解もあります。
一方で、これが一種の「事務所への圧力」ではないかという見方も一部では広がっています。
HYBE傘下の他グループが紅白に登場
一方で、同じHYBE傘下のILLITやTOMORROW X TOGETHER、LE SSERAFIMが紅白初出場を果たすことが発表されました。
この点について、SNS上では「紅白がHYBE偏重になっている」「公平な選考ではないのでは」といった批判的な意見も見受けられます。
また、ILLITの出場に関しては、NewJeansの代替として選ばれたのではないかと推測する声もあります。
ILLITが紅白に出場することで、HYBE全体のバランスを保つ狙いがあったのではないかと推測されます。
NewJeansの欠場は、HYBE内での調整や戦略的な理由が背景にあるとも考えられます。
特に、ILLITが日本デビュー直後であることも、この決定に影響を与えたと考えられるでしょう。
NHKの「事なかれ主義」による決断か
NHKがNewJeansを選ばなかったもう一つの理由として、過度なリスク回避の姿勢が挙げられます。
元テレビ朝日プロデューサーの意見によれば、NHKは「無難にまとめようとする傾向」が強く、所属事務所の問題や世論の動きを深く考慮せず、大手事務所の推しグループを優先した可能性があるとのことです。
かつてはジャニーズ事務所がその立場を担っていましたが、現在はHYBEがその役割を果たしているともいえます。
結果的に、NewJeansはこの「事なかれ主義」の犠牲となった可能性が高いでしょう。
また、NHKがHYBEに依存することで、他の事務所やアーティストの選考基準が不透明になる点についても議論が必要です。
視聴者からの反響と今後の展望
今年の紅白に出演しないことに対し、多くのファンがSNSで不満の声を上げています。
一方で、今回の騒動を経て、民放の音楽番組への期待や、来年以降の活躍に注目が集まっています。
特に、新曲がどのように日本市場で受け入れられるか、その反響次第で来年の紅白出場の可能性も変わってくるでしょう。
今年のNHK紅白歌合戦が終わった後も、新たな展開や、日本での活動に対する期待は尽きません。
彼女たちがどのような形で再び日本の音楽シーンを盛り上げるのか、多くのファンが見守っています。
さらに、紅白以外の大規模なイベントでの出演を通じて、NHKの枠組みにとらわれない活動が期待されます。
最後に
NewJeansの紅白歌合戦落選の背景には、所属事務所の問題やNHKの慎重な姿勢が影響していると考えられます。
民放での活躍が続く中、ファンの声援を力に、さらなる飛躍を遂げることを期待しましょう。
特に、日本市場における可能性はまだ広がっており、来年以降の活動に注目が集まります。